ねむぺんぐらしの備忘録

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他人に捉われず、自分の人生を自由に生きるためのヒント

こんばんは、ねむぺんぐらしの備忘録です。

前回は、『他人への心配は、自分自身へのSOSだった』について記事を書いています。是非。↓

nemupen2.hatenablog.jp

今回は、『自分の人生を自由に生きるための物事の捉え方・視点』について綴りたいと思います。



以前勤めていた職場に居た頃、私は文字の通り『他人に捉われて』生きていました。

私が「捉われていた」相手を、Aさんとします。

Aさんは、以前私が従事していた業務の後任の方でした。(私が、所属期間中に部署内での異動があった為。)

引継ぎ等で関わることが増え、引継ぎが終わったあともなかなか仕事に慣れないのか、事ある度にAさんは私を頼ってきました。本人が出来ないと言い張る業務(主に例月業務以外のイレギュラー対応等)を私が初めのうちは代行するようにしていましたが、これでは本来私が従事する業務に支障が出ると思い、徐々にAさん1人で業務を回せるようサポートに徹していました。

私なりに独自の引継書を作成し、手取り足取り教えたつもりでした。分からないところや不安な点も聞き出し、何度も何度も引継ぎをしました。それでもAさんは、「自発的に業務に従事すること」はありませんでした。

就業時間内に必要でない雑談ばかりをしたり、しきりに離席をしてしばらくの間戻ってこなかったり。(俗に言うサボりなのでしょうか。)

就業すべき時間内に仕事をしていない姿を見かける度、どうしてルールを守らないのだろう、何故守れないのだろう、と。また、日々の例月業務や他の業務が滞っているのでは。と常々Aさんの業務のことを気にしてしまったり、行動や言動に怒りの気持ちが湧いたりしていたのです。

これらを直接注意するのは角が立つので、今やっている業務はどうか、進捗はどうかと常々確認するようにしていました。

 

この私の『対応』こそが間違いだったと、今なら分かります。

 

そう、私は「Aさんの問題」を『自分自身の問題』として捉えてしまっていたのです。つまり、『Aさんが、自分の業務を予定通り遂行しようが、業務を遂行出来ずに滞って他人に迷惑をかけようが、それはAさん自身の問題であり、私の問題ではない。』ということ。

私の後任者ということもあり、Aさんが引き継ぐこととなった以前従事していた業務についてきちんと引き継がなければならないという私の使命感によって余計にAさんの行動・言動が気になっていたという面もあったと思います。

ですが、後任者であるAさんに業務が引き継がれた時点で私は必要な引継ぎを終えたらAさんに全ての責任を委ねるべきでした。

 

Aさんの仕事に対する態度についても同様の考え方で、本来それは『Aさんの問題』であり私が怒りの感情を抱くことも、気にすることもないのです。

 

では何故、人は『他人に捉われて』しまうのか。

それは、物事を捉える時。その問題や事象が『誰の問題か』ということを、きちんと理解出来ていないことが原因なのです。

これは、以前大ベストセラーとなった『嫌われる勇気』アドラー心理学の中にある『課題の分離』という考え方によるものです。以下、一部抜粋します。

 

哲人「われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題を他者の課題とを分離していく必要があるのです。」

嫌われる勇気 P.140より引用

 

哲人「誰の課題かを見分けられる方法はシンプルです。「その選択によってもたらされる結末を最終的に引き受けるのは誰か?」を考えてください。」

嫌われる勇気 P.141より引用

 

哲人「自分を変えることが出来るのは、自分しかいません。」

嫌われる勇気 P.143より引用

 

哲人「他者の課題には介入せず、自分の課題には誰一人として介入させない。これは具体的で、なおかつ対人関係の悩みを一変させる可能性を秘めた、アドラー心理学ならではの画期的な視点になります。」

嫌われる勇気 P.150より引用

 

この考え方は意識していても本当に難しく、特にこと『人間関係』においては最も難しい課題ではないかと考えています。

全ての課題について、白黒はっきりと分離してしまうこと。頭では理屈を分かっているような気がしますが、その考えは理性的ではなく、人間関係を構築する上ではリスクもあるのではないかと危惧してしまうというのが、今の私の本音です。

 

正直、いまだにこの考え方や心理学を本当の意味で『理解』することは難しいです。

 

よって、『自分の人生』を自由に生きる為の手段や考え方として、こういう考え方もあるのだなと知ること。それが、自由に生きやすくなる1つのヒントになるのではないかと思っています。

 

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今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。次回もお楽しみに。